Web2.0風デザインを打ち破る
11月ニューヨークで開催された『Future of Web Design』というイベントでElliot Jay Stocksが『Destroy The Web 2.0 Look』というお題目で語った内容が公開されていたので、興味深い内容だったのでしっかりと読んでみることにしました。
そもそもWeb2.0というのは、デザインを指してるわけではないんですけど、多くの人がかなり勘違いをしている部分ではないでしょうか?
Web 2.0という言葉は、あくまでもコンテンツの提供の仕方や、技術の提供の仕方、あるいは要素技術の組み合わせの仕方、サービスの使い方などを漠然と指しているため、明確な定義づけがなされている訳ではない。また、IEEEやISOなどのように、特定の規格や標準のことを指している訳でもない。しかし、Web 2.0という概念で特徴付けられるものは、いくつかの共通要素を共有しており、これらの要素を持っているかどうかによってWeb 2.0は特徴付けられている。
デザインにおけるWeb2.0風というのはリッチコンテンツに即した部分で、それをいかにユーザビリティ高く見せるかをデザインで現したものではないかな?と解釈してます。なので、これがWeb2.0のデザインであると限定こそはできないものの、デザインの特徴としてある一定の法則があるのも確かなところです。
- Vibrant, high contrast colors:高彩度・高コントラストによる配色
- “Special offer” badges:バッジデザイン
- Gloss/ Sheen:ガラス風な輝きを与える
- Bevelled edges:角丸デザイン
- Gradients:グラデーション
- Diagonal Lines:斜線を利用した背景画像
- Soft focus Glow:ぼかしや光彩
- Reflection Effect:反射効果
清潔感のあるきれいなデザインであることは確かだけど、どこか無機質な感じで個性を感じないデザインでもありますよね。ここ1~2年の間にこういったデザインを採用する企業も増えてきて、どのサイトを見てもきれいではあるけれど似たような感じになってしまっています。
すっきりとしているデザインだし、あまり選り好みをしない点、制作する側としてはとても楽なデザインのひとつかもしれません。実際、こういうデザインでラフを作った場合、企業さんからOKもらえる確立高いですし、失敗も少ないのでいいんですが、、、かといってあまりに突飛なデザインをしてもなかなか受け入れられないっていうのも現実問題ありますよね。
Web2.0風デザインを崩してみる方法は簡単です。極端なことを言えば、上記リスト内容の反対をやればいいだけなんですけど、これが結構難しい。バランス感覚であるとか、色彩感覚であるとか、フル活用しないといけません。意外とこういったデザインの方が緻密な計算を必要とするみたいです。
- Retro-Vintage:懐古主義
- Warm Dark Color Palette:暖色系で暗めの配色
- Rich and Organic Textures:装飾的な素材
- Grunge-Retro Fonts:グランジや古い書体
- Rough Edges:手書き風
- Ornaments:飾りをつける
- Stains:しみをつける
- Rich Full Layered Headers:装飾過多なくらいのヘッダーデザイン
画像を沢山使うので、これまではページの読み込み速度を考えて敬遠されていたデザインではあるけれど、ブロードバンドの普及やマシンスペックの向上なんかも手伝ってこういったデザインが増えてます。私個人としてはとても好きなデザインなので、多くのデザイナーさんが個性的なサイトを立ち上げてくれているのはうれしいところです。
参考:How To Destroy The Web 2.0 Look
Tags: future, Web-Design, Web2.0
