Web標準って何のことですか?

最近、職場でWeb標準についての議論が高まりまして、実際に説明せいっと言われてもなかなか上手く表現できず、なんで必要なのかって聞かれるとさらに説明できない。。。情報としては知っているけれど、それをきちんと説明して実践できてなければ意味がなく、Web標準という言葉だけが浮いてる状態でした。

ちょうど、Web担当者Forumウェブ標準、それは状況や環境に左右されない情報伝達を実現するためのものということで取り上げられてたので、社内で回覧させていただきました。

結論としては、Web標準とは「XHTML+CSSで実装された(いわゆるテーブルレイアウトではない、CSSレイアウトとして実装された)ウェブサイトで、アクセシビリティにも配慮しているもの」といえるとのこと。単純にCSS使って構築していればOKっていうわけでもなさそうなのでややこしい。

「XHTML 1.0とCSS 2.1によって実装された、フルCSSサイトを構築しましょう」ということです。この2つの仕様は、W3Cという国際的な団体によって策定されたものです。ウェブ標準に準拠すれば、アクセシビリティも保てますし、メンテナビリティ(運用しやすさ)も向上します。また、正しいマークアップを施すことで、 SEOの実施にもつながります。XHTMLはXMLですから、データの再利用性も高まる。

じゃ、実際のところWeb標準のボーダーになっているのはなんだろうってことで以下覚書です。

HTMLに関するウェブ標準

「HTML 4.01」は、SGMLアプリケーションとして最新のHTMLのバージョンだ。SGMLはISO8879という、ウェブ標準どころか国際標準の仕様であり、HTMLはそのSGMLに適合するW3C勧告(W3Cによるガイドライン)だ。HTML 4.01は間違いなくウェブ標準であり、今も多くのサイトがHTML 4.01で書かれている。

「XHTML 1.0」はXMLアプリケーションとして再定義されたHTML 4.01のことだ。XHTML 1.0は、現在HTMLとして最新バージョンのW3C勧告であり、ウェブ標準のHTMLとして最もふさわしいだろう。CMSやブログツールの多くがXHTML 1.0でページを出力することもあり、非常に多数のサイトがXHTML 1.0で書かれている(というか生成されている)。

他にもHTML3.2やHTML4.0というバージョンがあるが、日本語全く使えなかったりJIS規格だったりするので、Web標準とはいえません。現在草案が出されているXHTML2.0やHTML5はまだ実装段階ではないようなので、これもWeb標準からははずれます。(ただし、今後Web標準となる予想大です)ゆえに、今のところ「HTML 4.01」と「XHTML 1.0」がウェブ標準といえるとのこと。

CSS(スタイルシート)に関するウェブ標準

W3C勧告としては最新バージョンなのが「CSS Level 2」(CSS2)で、仕様としては「CSS Level 1」(CSS1)を包含している。つまりCSS2を実装したサイトは、CSS1を実装しているといってかまわない。そんなCSS2はいかにもウェブ標準だといえる。

CSSもかなりバージョンがあるので、それぞれに仕様が少しずつことなり、各ブラウザ独自のプロパティなどの設定などもある。それらを鑑みて今のところCSS2.1がウェブ標準といえるようです。

アクセシビリティに関するウェブ標準

ウェブ標準準拠サイトならば、必ず確保されているといって過言ではないはずのものが、いわゆる「アクセシビリティ」だ。逆にいえば、ウェブ標準化を推進したのにアクセシビリティの向上が見られないというのはウェブ標準に適合していないものができてしまったということになるし、アクセシビリティへの配慮がないサイトというのはウェブ標準準拠サイトではないといってもいい。

もっとも有名なのが「WCAG 1.0」であり、WCAG 1.0とJIS X 8341-3:2004に基づいたアクセシビリティ検証をすることで、そのウェブ標準準拠サイトのアクセシビリティを計ることができるとのこと。一番低いLevel Aに準拠にしいることが最低限求められることであるといえます。

どういった仕様でサイトを構築するにせよ、クリエーターや運営者側のエゴに陥らず、常に閲覧する側のことを考えたサイト設計こそWeb標準といえるような気がします。

Web標準XHTML+CSSデザイン  クリエイターが身につけておくべき新・100の法則。 Webユーザビリティ・デザイン  Web制作者が身につけておくべき新・100の法則。

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